参考文献リスト
安全保障論 赤木 完爾
このコースでは,国家安全保障を中心に安全保障の様々な論点を検討する。主題は理論と歴史にまたがる。理論をめぐる論議はリアリズムの観点が中心となる。歴史的な論議は20 世紀以降今日に至る戦争と平和,ならびに戦略にかかわる。講義は外交史・軍事史を中心に一定の知識を前提としているので,受講を予定する者は下記の参考文献を利用して事前の読書に努力してほしい。
マイケル・ハワード『ヨーロッパ史における戦争』改訂版(中公文庫、2010年)
赤木完爾『第二次世界大戦の政治と戦略』(慶應義塾大学出版会、1997年)
赤木完爾『ヴェトナム戦争の起源』(慶應通信、1991年)
赤木完爾・今野茂充編著『戦略史としてのアジア冷戦』(慶應義塾大学出版会、2013年)
ポール・ゴードン・ローレン、ゴードン・A・クレイグ、アレキサンダー・L・ジョージ『軍事力と現代外交』[原書第4版](有斐閣、2009年)
ウィリアムソン・マーレーほか編著『戦略の形成―支配者・国家・戦争』(上・下)全 2 冊(中央公論新社、2007年)
マーチン・ファン・クレフェルト『戦争の変遷』(原書房、2011年)
ジェームズ・ジョル『第一次世界大戦の起原』(改訂新版)(みすず書房、1997年)
ハーバード核研究グループ『核兵器との共存─いま何ができるか』久我豊雄訳(TBSブリタニカ、1984年)
ジョン・キーガン『戦争と人間の歴史』(刀水書房、2000年)
マイケル・ウォルツァー『正しい戦争と不正な戦争』(風行社、2008年)
ウィリアム・H・マクニール『戦争の世界史―技術と軍隊と社会』全2冊(中公文庫、2014年)
ジョン・ルイス・ギャディス『歴史としての冷戦―力と平和の追求』(慶應義塾大学出版会、2004年)
ジョン・ルイス・ギャディス『アメリカ外交の大戦略―先制・単独行動・覇権』(慶應義塾大学出版会、2006年)